Shin Yamagata

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5月に展示する写真を額に入れるために、去年展示が終わった後にそのまま放置されていた額を引っ張り出してきた。約1年ぶりに去年展示した写真を見たけど、プリントがきれいでびっくりした。去年展示した時はプリントはもっと良くなったんじゃないかと思いながら自分の写真を見ていたけど、改めて見てみるとなかなかええやないか、と思えた。写っているものがすごく立体的に見えるし、黒も引き締まっているし、いろんなものが目にキラキラ飛び込んできて、ええ写真やな〜って思ってしまった。自画自賛ですけど。。。
こう思ったのはたぶん今回展示用にプリントした写真が原因なのだと思う。今年の写真はドヨ〜ンとしている。メリハリもないし、黒も引き締まっているとは言えない。ネムクてアサイ写真だと言えると思う。ホームページのトップの写真は展示する予定の写真だけど、全部あんな感じでドヨ〜ンとしている。一番の原因は曇っている日の写真がほとんどということなんだけど、パリッとしたプリントに仕上げようと思えば出来たはずなのに、あーだこーだとプリントしている間に、気がつけばドヨ〜ンとした感じになっていた。でもプリントしている時にドヨ〜ンと仕上げようとか、パリッと仕上げようとか、あまりそんなことは思っていなかった。まったく思ってなかったわけではないだろうし、その都度何かを思いながらプリントはしているはずだけど、ウニャウニャやっているうちにドヨ〜ンとしたプリントが出来てしまっていた。そして去年のプリントを見て、「うわ、ええな〜」って自画自賛して、今年のプリントを見て「うわ、ドヨ〜ンってしとるな〜」って思うことになってしまった。でもそうなってしまったものは仕方がない。去年のプリントを見てしまうと、今年のこのプリントはこれでよかったのかどうか迷いが生じてくるのだけど、やっているときはこれでいいと思ってやっていたのだからと、自分に言い聞かせるしかない。いや、言い聞かせるとかじゃなくてこれを展示するしかないし、展示するつもりだけど。
僕は展示のたびにプリントが変わってしまう傾向にある。ある人は展示するたびにプリントがうまくなっていくね〜って言ってくれるし、ある人は今回のプリントより前のプリントの方がよかったといってくれる人もいる。なぜ展示するたびにプリントが違うのかといえば、それは自分でもよくわからない。まったくわからないわけじゃないのだろうけど、小さな原因が複数個あるのだろうと思う。その時々で自分のプリントの好みが変わっているというのもあるだろうし、言い換えれば優柔不断とも言えてしまうし、もっと言ってしまえば単にプリントがヘタクソだということもできると思う。暗室作業があまり好きじゃないというのも何か関係しているのかもしれない。プリントをするときに前回と同じようなプリントをしようと思っていないところがあって、なんていうか、、、要するにあまり何も考えていないくて、それは暗室作業も撮影と同じで成り行きにまかせているということなのかもしれない。「成り行き」と一言で済ませてしまうとまた何か違ってくるけど、この「成り行き」はただ単純に適当とかそんな感じではなくて、何かが詰まっている「成り行き」なんだと思う。
それにしても写真を入れ替え、額に詰めるという作業を休憩をたっぷりとりながら、めんどくさいなと思いながらやっていると5時間くらいかかってしまった。たった12枚なのに。3枚くらいやるともう嫌になって休憩していた。額の中に埃がはいってしまうのだけど、それはがんばっても取りきれなくて、取ったと思ったらまた別の場所に入っていたり、そのたびに額をひっくり返して写真を外して、そしてまたひっくり返して埃を確認したりとか、もうやたらにめんどくさい。大きな埃が入っていると写真じゃなくて埃を見られてしまうことになってしまうから慎重にならざるを得ない。以前に「埃ありますね」と言われたこともあるし。それはやっぱり困るわけで、だから埃よりもきっちり写真を見てもらおうと、めんどくさくても埃を取ろうとすることになる。けど、どうしても残ってしまう。言い訳っぽくなっているけど、、、間違いなくちょっといい訳なんだけど、埃は許してほしいです。
あとは額をギャラリーへ宅急便で送って搬入の日を待つばかりになった。宅急便代が気になる。