Shin Yamagata

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ベーコン




ウインナーを焼いているおばさんがいた。ウインナーの横には厚く切られたベーコンも焼かれている。「旦那さん、食べてくださいよ。このウインナーおいしいですよ。こっちが普通のでこっちが辛いの。」横に置いてある爪楊枝でベーコンを突き刺して口に運んだ。「ベーコンもおいしいでしょ。」ウインナーを焼いているおばさんの髪の毛は黄緑色だ。肉がたくさん並んでいる。それは売られている。安いのか高いのかよくわからない。肉屋に売られているような形態で売られていない肉は様々な部位があり、個別に包装しているビニールに産地などが記載されている。その場は女が支配している。売る側も買う側も女だ。なぜわたしはここにいるのか。そしてなぜ「旦那さん」と呼ばれなくてはならないのか。なぜウインナーを焼く女の髪は黄緑色なのか。