10月30日

20人くらいはいるのだろうか。飲み会というから居酒屋のような場所だと思っていたらフォークとナイフを使って順番に出てくる料理を食べるような店だから、静かにゆっくり飲んで食べてだと思っていたけどそうはならず、他のお客さんに迷惑じゃないかというような大きな声でしゃべったり笑ったりしていて、どうしようもない集団のように周りからは見えていたのかもしれないけれど、当の本人たちは意に介さず、正確には意に介する者もいるにはいるが、こうなったら仕方がない、今更大人しく食べたり飲んだり出来るわけがないと、多少の開き直りや、痛む心の免罪符としての店員への気遣いを見せつつ会は進行し、デザートに出たチョコレートで服を茶色く汚している女、喋りかけるといきなりグーで殴ってくる女、ものすごく酔っているのに会計をしようとして全然できていない女、それらは同じ女なのだが、その女とあと数人はおそらく電車がなくなってもまだ飲み続け、次の日の朝はきちんと出社できずにいる。