Shin Yamagata

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1月19日




午前中は雨が降ったり止んだりの繰り返しであまりカメラを鞄から出そうとは思わない。集落の端っこまで歩くとそこに舗装されていない砂利の林道があるから入ってみる。普段はそういうところへはいかないけど天気が天気だから行ってみる。林道の脇はすぐに鬱蒼とした山で、それは人間の手の入った山だからそれを大自然と呼んでいいのかどうかは意見の分かれるところだけど鬱蒼としている感じは人里にはないものでどちらかといえば自然に近い。林道から外れて大きなシダをかき分け山に入り地面に落ちている枝を踏んで枝の折れる音を山の中に響かせネイチャーフォトを撮りだした。別に撮ろうと思っていたわけではなかったのにシャッターを押せば押すほどわたしはネイチャーフォトグラファーになった。