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5月27日
そろそろか、と思って池に行くと、池の岸が黒ずんでいた。足がはえ揃い、おたまじゃくしから極小のカエルになった無数のヒキガエルが岸をびっしりと埋め尽くしていた。池を囲っている柵を越えて水辺まで行こうとする足の間にも、小さな黒いのがぴこんぴこんと跳ねていて、うっかりすると踏みつぶしてしまいそうになる。足元の落ち葉をめくればそこにも小さなヒキガエルが潜んでいて、落ち葉を踏むこともできない。丸い石の上にびっしりと体を寄せ合った数百匹のヒキガエルがじっと動かずその場にとどまっている。それらの上を這い回るのも数匹。ぬらぬらと黒光りしていて美しい。数え切れないくらいいるこの小さなヒキガエルの中で無事に大きく育つのは