Shin Yamagata

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12月25日
いつも行っているらしい会合にその日、はじめて顔を出してみた。知らないけれど知っている人たちの集まり。ビルを出てその会合がいつも開かれている場所まで歩いていく。外はすでに真っ暗なのだけど、屋根に覆われた地下道なのか、半地下道なのか、なんなのかよくわからない明るく照らされた通路を歩いていく。しゃべったことはないけれど、この人となら話せそうだという人に声をかけて、歩きながら話しはじめた。歩きながらだからか、しゃべったことのない人だからか、あまり会話が弾まない。しゃべりたいことにまで、まだ言葉が追いついていないのかもしれなかった。いつものことなのか、個室にテーブルがくっつけられて並べられていた。はじめて参加したからだと思うのだけど、その場を取り仕切る人に、どうぞどうぞ、とその中で一番えらいと思われる人の横を勧められた。みんなこの人の横に座りたいけど、今日、あなたははじめてだから、遠慮せずにどうぞ、というニュアンスなのだけど、本当は一番興味のない人で、できればこの人の横には座りたくない、というか、一番離れたところに座って、その人の会話が及ばないところで、話をしたいと思っていたのだけど、無理に断るのもどうかと思って、言われるがままにその人の横に腰を下ろしてしまった。そのような妥協が、その後に続く地獄の時間