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5月27日
子供の頃は天井裏にお雛様があっちこっちを向いて転がっていると思っていたと武田百合子を読んでいると書いてあって、赤瀬川原平は天井裏に蛇がいると思っていたと言っていたと同じ本に書いてあったはずなのに、夜にもう一度その本を読んだら、赤瀬川原平のことが一切書かれていなくて、昼間に読んだ赤瀬川原平のくだりは夢か何かだったのだろうか。昼間、その箇所を読んでいるときに思い出したのは、天井裏にはムカデがたくさんいると子供のときに思っていたということだった。このあいだ、実家に帰っているときに手の親指をムカデに噛まれた。子供の頃、寝る前に枕をめくったら、大きくて足がびがびがと赤い真っ黒なムカデが丸くなっていたこともあったし、寝ているときに頭の上を何かの生き物が這っていったことがあって、あの歩く速度と体の長さから