Shin Yamagata

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7月5日
どうせみどりのたぬきだろうと思うのだけど、というか、報道でも間違いなくみどりのたぬきだと言われているけれど、近くの小学校に投票に行った。今までほとんど期日前投票だったから、小学校に来たのは久しぶりだった。わたしが通っていた山間の小学校とあまりにも違うから、廊下を歩いたり下駄箱を見たりしても懐かしさの欠片もない。それでも、教室の中に整然と机が並べられているのを見ると懐かしさというのか、そうとも言い切れない別の何か、若干嫌な感じのする何かが湧き上がってくる。この嫌な感じというのは小学校のときよりも中学、高校、と進むうちになんとなく感じるようになっていて、大学を卒業して「学校」という枠組みから外れて生活するようになって、はっきりと意識されはじめたものなのかもしれない。写真をやっているくせに、いつかは母校やそれ以外の学校で教鞭をとりたい、またあの「学校」という枠組みの中に組み込まれたい、そう願っている人間を今までに何人も見てきた。そういう悪循環というのか、ときには悪循環というのか、ほとんどが悪循環といってもいい気がするのだけど、そういうことに積極的に加わろうとする人間が教壇に立って