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7月13日
道に551の蓬莱の紙袋が落ちていた。破けている。その先の道路の端っこに豚まんが一つひっくり返って転がっている。もう一つは車に何度も轢かれたらしく吐瀉物のようにべちゃりと道路にへばりついていて、笹の葉みたいなに包まれているのはちまきか、それも道路の端に一つ転がっていた。これが大阪からきたものではなくて、東京のどこかで売られているのなら今すぐにでも買いにいって食べたかった。家に着いたらすぐに検索しようなんて思っているあいだに忘れてしまう。なんでもすぐに忘れてしまう。はじめて行く場所の地図を見て、原付に乗って出発する、交差点を右に曲がって、というのは覚えていても、どの交差点を曲がるのかは原付に乗ってすぐに忘れていることに気づいてしまう。いちいち原付をとめるのがめんどくさい、なんとなく覚えている道を曲がって間違えて余計に時間がかかってしまう。だから、ぶたまんぶたまんと頭の中で繰り返しながら歩くのだけど、ブロック塀から突き出た葉っぱとかを見てしまうと