Shin Yamagata

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1月11日
山を下りて車の走る道に出た。ここから駅までが長そうだった。ほとんど車の走らない道を畑や民家にカメラを向けながら歩いていく。こっちでよかったのだろうかと不安になってきたところで人に会った。ここをまっすぐ行くと橋があって、橋を渡って右に曲がって道なりに行くと、信号のある交差点があるからそこを右に曲がっていくと駅の方です、テントの下に寄り集まっていたおじさんやおばさんの中で一番若そうなおじさんがそう教えてくれた。教えられたとおりに橋があって右へ曲がると看板が出ていて、その地図を見ると、渓谷沿いに遊歩道が整備されていて、そこからでも駅の方に向かえそうだし、車道より渓谷沿いの方が景色もよさそうだと思ったけど、遠回りになるからやめた。道なりにと言っていた道は上り坂になった。周りは山で道はくねくねとしていて、山を越えなければならないようだった。ようやく下りに差し掛かったところで上を見上げると、木に大きな鳥がとまっていた。大きさと体つきから猛禽類らしいというのはわかるのだけど、トンビ以外の猛禽類なんて写真や映像以外で見たことがないから鷲なのか鷹なのかもわからなかった。だいたい鷲と鷹がどう違うのかがわからない。カメラを最大限にズームして撮影して、その画像をさらに拡大して見てみるのだけどノイズだらけの荒れた