Shin Yamagata

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11月28日
いつも夏になると、もう少し大きければなぁ、と思っていた。調べると2003年製造と書いてある。251ℓ以上のものを買えば、東京都からの補助金が4万円。買い換えようと思って家電量販店に行った。めぼしをつけていた冷蔵庫が売り場にあった。二択だった。見て、どちらかはすぐに決まった。これくださいと言って、補助金の申請もお願いします、とスマホで撮影した冷蔵庫の写真を見せた。大丈夫です、ということで椅子に座らされた。お金を払ったり、補助金の手続きをして終わりだと思っていた。なんやかんやと説明を聞いているうちに、このアンケートに答えてもらえると、何かサービスができるかもしれないと言ってくる。結果として、それらのアンケートは、家電量販店がこちらに何を売りつけられそうかというのを知るための資料集めでしかなかった。例えば、サブスクは何を利用しているか、スマホはどこと契約しているか、などなど。だから、合間にそれらの営業を持ちかけられる。昔なら、そういう営業はやめてくれ、冷蔵庫だけ買ってすぐ帰る、ときっぱり、それも態度悪く言ってしまっていたのだけど、そういうことをいう気もなくなっていて、黙って、興味なさそうに聞いていた。そんな態度でいるからなのか、では清算してきます、少しお待ちください、と席を離れた人の代わりに別の人がやってきて、ウォーターサーバーの営業をしはじめた。例えば、ろはすのペットボトルを買うといくらだけど、これだと何円になる、それもお湯も水も出る、みたいなことをずっと喋り続ける。興味なさそうにずっと聞いているのも悪いと思って質問してしまうと、ご質問ありがとうございます、とか言って、聞いた以上のことをしゃべりはじめる。さすがに疲れるし嫌になったから、次また別の人が来たときには、もうぜんぜん何もいりません、ほんとに申し訳ないけど、もう聞く元気もありません、ほんとにすいません、と謝る必要はないのだけど、とにかく相手の気分を害さないように丁寧に断った。そして会計をすませて、また別の席に移されて、それから補助金の申請がはじまった。スマホで撮影してきた冷蔵庫の写真をタブレットで複写して、