Shin Yamagata

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4月2日
原付で山を上りはじめて5分ほどすると道の脇が白くなっていた。あまりの寒さに霜が降りたのかと思いながらさらに上っていくと、木の枝の上も白くなっている。雪だった。少し先に大きなしだれ桜が咲いていた。すでにおじさん三人が集まっていて、三脚を立てたりカメラを構えたりしていた。雪の積もったしだれ桜とおじさんたちをちらちらと見ながら通り過ぎていく。まだまだ標高をあげていかなければならないのに、すでにハンドルを握る指の感覚がなくなっていた。タイツをはいてその上にズボンをはいてさらに上に風を通さない薄いズボンをはいているのだけど太ももがすでに寒い。体も冷えている。峠を越えるまであと30分、峠を越えてからも40分くらいは走らなければならなかった。天気予報では昼間でも10℃に満たないという予報が出ていたから寒さは覚悟していたのだけど、山では雪が降っていたとは思ってもいなかったし、この先