Shin Yamagata

お知らせ  zine  Twitter


 

f:id:blepharisma:20190721073516j:plain
5月7日
そういえば、この道を何年も前に何回か入ったことがあるなということを思い出した、というか、ここを通る時にはなんとなく思い出していたから思い出したというわけではなくて、ここに久しぶりに入っていってみようと思い、その道を思い出すために左へと曲がった、のかもしれない。目印は魚の看板だ。あの看板の先を確か曲がったはずだと思って曲がってみても、こんな道だったっけ、と特に何かを思い出すこともない。次はどこかを右に曲がったことだけは覚えているのだけど、どこかわからないまま、ここかな、ここかな、と思っている間に突き当たる。仕方なくその突き当たりを曲がるとなんとなく記憶にある道に出た。記憶違いかもしれない。それでも住宅街の中にお店の看板がぽつんぽつんとある感じにどことなく知っているような気配を感じるのだけど、でも確かではない。次は左に曲がることを覚えている。なぜ覚えていてなぜ忘れているのかはわからない。曲がった先はまったく見覚えのない景色で、

f:id:blepharisma:20190719200639j:plain
5月20日
疲れすぎていて昼過ぎにアザラシの顔が描かれたアイマスクをして横になった。頭のうしろの窓の向こうから鳥の鳴き声が聞こえてくる。普段は聞くことのない鳥の声、なんとなく懐かしい、この鳴き声は、ツバメだ、ツバメが窓の外をいったりきたりしている、きっと、先日見た二匹のツバメだ、やっぱりこの近くに巣を作ったのかもしれない、暗闇の中でツバメの声を聞いているとだんだんと眠気が深くなっていく、ツバメの飛ぶ姿を想像する、鋭く尖った尾羽、空を切るような滑空、電線に並んでいる姿、背景の青い空と緑の山、寝る前に20分で鳴るようにセットしていた音楽が鳴り出し、起きる時間となって一睡もできないまま午後の仕事に取りかかる。ツバメの鳴き声は聞こえていない。

f:id:blepharisma:20190717150700j:plain
7月16日
期日前投票に行った、雨が降っていた、わたしは地主ではないし、大企業に勤めているわけでも大企業の御曹司でもないし、ネトウヨでもないし、親が国会議員でもない、そんなわたしはあの政党に投票するのだろうか。それにしてもあの政党の政見放送、誰かに、鼻がしなだれた男性器にしかみえないと言われて久しいあの男と白い服の女とのやりとり、顔を見合わせているようにみせかけているものの、決して視線は合わせておらず、視線の先のフレーム外にある原稿を読んでいるのがまるわかりの猿芝居、茶番。白い服の女はまるで北朝鮮の放送を想起させると散々揶揄されているようだし、はあ、とため息をついたところでラジオが耳に入ってきて(赤江珠緒たまむすび | TBSラジオ | 2019/07/16/火 13:00-15:30 http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190716150109)、ブラジルのドキュメンタリー