Shin Yamagata

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3月31日




森下君がやってきて「いいねー、わくわくするねー。」と言って写真を見てくれた。そして「来てよかった。」と言って帰っていった。いろんな人がいる。前に来た西山さんは屋根が写っている写真以外はどうでもいいようだった。見知らぬ人は足を止めることなくざっと見て帰っていく。今回の方がまじめに撮っているという人もいた。まじめって何かわからないけどわたしはいつもまじめに取り組んでいる。カラー写真はまじめというよりもダダダッと撮っている感じでどちらかといえばモノクロで撮っている方がまじめに撮っている。「まじめ」の言葉の使い方が違うのだろう。同じ写真を見ても人によって「リズム感」「フットワーク」「ねじれている」「圧迫される」「まじめ」等々、出てくる言葉は様々で、どれが間違っているとか正しいとかはないけれど、わたしにとっては頷けるものと頷けないものは確かにあって、それでもどの言葉も時間がたてばまた違ったように受け取ることになる可能性がある。ただ現時点でどうしても受け入れられない言葉もある。