Shin Yamagata

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5月25日




最寄駅の南口に広がる商店街に一軒だけある古本屋に立ち寄る。浅井慎平の分厚い、定価で買えば1万円以上もする写真集が500円で売られている。本を開いてみると、そこには浅井慎平としかいいようのない写真があり、その中にはどうしようなく古臭く見えてしまう写真も含まれている。古臭い、つまりそう見える写真は、当時新しかったのだろう。新しかったわけではない、新しいと言われてしまったのだろう。いや、当時のことはわからない。ただ、古臭く見えてしまう写真があることは確かなことだった。古臭い、ということは流行った、ということで、たまたま流行ったのか、流行らせたのか、それはわからない。流行とかトレンドなんて今だけのことなのに追わなければならない人がいるのを知っている。そこに絡んでいるのは金だ。流行は真似、マネー。駄洒落だった!