10月10日

小雨の中を傘もささずに酔っぱらったアメリカの兵士５人組が海沿いの道を「ファッキンレイディーなんちゃら」とわめきながら歩いていた。午前中はボンベを背負ったダイビングをする観光客でにぎわっていた海沿いの道は夜はアメリカになった。それもとんでもなく開放的なアメリカになった。本国へ帰れば大人しく過ごすはずのそのわめきながら歩く５人組のアメリカ兵の横を白くて大きな犬と一緒に走る別のアメリカ兵がすれ違った。すれ違うときにはグアムで会う日本人観光客同士と同様、挨拶を交わすことはない。