Shin Yamagata

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ドラム缶





前に博多に行った時に広田さんに水炊きをご馳走になったことは書いたけど(http://d.hatena.ne.jp/blepharisma/20100118)、その時は雪が降ったりしてものすごく寒くて、でもせっかくだからとカメラを持って神社のある山へ行ったり造船所のある海の方へ行ったりしながら散歩をしていた。降っている雪は地面に落ちても地面(コンクリート)にペタリと貼りついてすぐに融けたりせずに、地面に落ちた途端に粉々に砕けて風に吹かれながらいろんな模様を作りながら滑るようにいつまでも地面の上を漂っていた。それが夜になると車のヘッドライトに照らされてとてもきれいに見えていて、それを見ながらこれは今ここで見てるからきれいって思えるけど、これを写真に撮ったとしても今感じているようなことは感じないだろうし、たとえ動画で撮ったとしてもそれはやっぱり感じないでしょうとかそんな話を来そうで来ないバスを待ちながらしていたような気がする。
そしてその散歩していた時に自分のカメラはしまい込んで、広田さんのカメラを貸してもらって撮っていた写真が広田さんのブログにアップされた。(http://blogs.dion.ne.jp/sabatsuko/archives/2010-03-1.html#9276267)(広田さんのブログの写真はクリックすると大きく見れます。)覚えているのは車のタイヤとおばちゃんの後姿の写真だけで、あとは撮ったことを覚えていない。タイヤの横にある写真は撮ったことは覚えていないけど、自分が撮りそうな気配のある写真だと思える。ただ、赤いドラム缶の写真は自分が撮った写真だとは思えない。なんでこんなのを撮ろうと思ったのかさえわからない。もしかしたらカラーフィルムが詰まっているということで、ただ赤い色に反応しただけなのかもしれない。でもこの赤いドラム缶の写真はなかなかいい写真だと思った。ちなみに一番下の写真は広田さんが撮ったもので、写っている足は僕の足。