お客さんが来ない間、ギャラリーの下を流れている川なのか、でかいドブなのか、運河なのか、皇居のお堀のきれっぱしなのか、何かよくわからないけど、去年も何かそんなことを言っていたような気もするけど、とにかくその川のような水面を眺めたり、水の中を泳ぐ鯉を見たり、犬を引きずりながら歩いている人を見たり、そんなことをしつつ、「棒がいっぽん」を読んでいた。噂通りのよい本で、読みながらググッときたり、読んだ後にジ〜ンとしながら、自分の写真を見た人も見ている途中や、見た後にこんな風に自分の中で何かが起こったりしたらいいのになあと思っていた。今日は知っている人もポツポツ来てくれたし、知らない人もポツポツ来てくれたりで、よくお話をした一日だった。
- 作者: 高野文子
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 1995/07/01
- メディア: 単行本
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