5月9日

白山通りを原付に乗っている。今この場所はすごく晴れているのに北側の空の向こうには雨を降らせている雲が見えている。空の向こうの色がそういう色になっている。雲は見た目には少し先、という具合に見えるから距離にすると5キロから10キロくらい先のような感じがするのだけど、実際はもっと遠く離れていて県で言えば埼玉県の辺り、それも東京都の県境ではなく群馬県との県境の辺りになる。雨は猛烈な勢いで降り雷鳴を伴っている。暖められた空気が上昇気流を作り出し、関東平野と山間部との境目辺りに一気に積乱雲が立ち上がり、東へ東へと流れ今見えている場所までやってきた。つまり今見えている雲は東京都から見ると北西で発生し流れ着いた雲ということになる。そして今後東京都の真西で発生した積乱雲が東京都に流れ着き東京都に雨を降らせ雷鳴を轟かせることとなる。