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8月24日

低い層にある雲は比較的早いスピードで移動しているのに、高層にある薄い雲はほとんど動いていないように見える。山の稜線にかかっている雲を見て、どちらに雲が移動しているのか見ようとしてもどちらに動いているのかよくわからない。それくらい動かないのだから次に太陽が出るまでには20分くらいはかかるかもしれないと、空を見るのをやめた。段差に腰をかけて地面を這い回る蟻を眺める。靴に上ってきていた蟻を払いのけると力が強すぎたのか、蟻は体を小さく丸め動かなくなってしまった。近くにいた別の蟻がその蟻に気付いて近づいた。眺めていると、くわえて運び出した。どこへ向かうのかと蟻の移動していく先を追っていくと、