Shin Yamagata

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1月27日
写真展を四つ見た。最初の二つがよかったからか後半の二つが薄っぺらのスカスカに見えた。後半の二つも単独で見ればそれほど悪い印象ではなかったのかもしれないけれど、最初の二つがよかったからか、本当にペラッペラのスカスカの空っぽに見えてどうしようもなかった。これはなんだろうかと考えた。考えざるを得なかった。何が違うのか。極端なことを言えば後半の一つはただの模様に見えたし、もう一つはただのきれいな色にしか見えなかった。ということは写ってるものがどうでもよかったということなのだろうか。写っているものがほとんど目に入ってこない、頭の中で何をも結ばない、ということはむしろ後半の二つの方が写真ぽいのか? あの空っぽの何もない感じが写真なのか? だとすれば最初の二つはなんだったのだ? いや、どちらにしたって引っかかるのは最初の二つだ。