2月7日

最寄の駅の南口を出たところにある喫茶店の隣は餃子の有名な店だ。喫茶店は混んでいる時と空いている時があるが、その時間帯は一定でないから同じような時間に毎日行ったとしてもとても混んでいる日があって嫌になる。冬でも基本的にアイスコーヒーだからその店で働いているおばさんにはもうそのことを覚えられていて注文する前に「いつもの？」と逆に聞かれたりするけど自分から「いつもの。」とは言ったことはない。おばさんは今日は休みでいなくて若いアルバイトの女の子が注文を聞いてくれるけどこの子は「こいつはどうせまたアイスコーヒーだろ？」と心の中で思っているけどおばさんのように「いつもの？」と聞くことはなく、レシートはいらないというのは覚えているからレシートは渡さない。お客が来るたびに冷気が流れ込んでくる入り口付近の席はなぜかいつも誰かが座っている。わたしは座らない。