2013-12-11 9月21日 朝に感じた今日も晴れている、という感覚は窓のない暗い空間で日中を過ごしてしまったことによって消えてなくなっていることに気付いたのは、外へ出て外がもうすでに暗くなっていると深く息を吐き出したときであるべきだったのに、地下鉄への階段を下り地下鉄のホームで電車が到着する前に吹く風で脱いで腕に掛けていた黒い上着がふわっと風を含み膨らんだときだった。そのとき彼は太陽を感じた。彼は疲れていたのだ。