2015-08-21 7月6日 町の灯りが通り過ぎまた暗闇の中にいた。たらもればもなーい。もしかしたら、あれがこうなってれば。暗闇に目が慣れたが何も見えない。次の町の灯りが近づいてくるのがわかる。わたしはもしかすると目を瞑っているのではないか。この明かりの感じ方はまぶたを閉じているときの感じ方なのではないか。わたしは開いていると思っている目を開けた。暗闇のままだった。しかし音が聞こえる。何かを引っ掻く音だ。カリカリ、