Shin Yamagata

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7月2日

投票のたびにいつも行く近所の小学校に入ると、懐かしさが込み上げて来ない。この小学校にはなんの懐かしさもなかった。かつて子供の頃に見た教育テレビか何かの番組に出てきた都会の小学校と似ていて、懐かしさを感じるとすれば、何度も写真で見たことのある観光地に来たときに味わう既視感と同じような懐かしさだ。まっすぐな廊下を横目で見ると、誰かのミュージックビデオを思い出すような気がする。そういう懐かしさなら感じないこともない。しかし見えない子供の気配に、懐かしさとはまた少し違うものを感じているのも確かだ。でも懐かしさとは少し違う。なんだろうか、