Shin Yamagata

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1月31日
写真をやっている若い人の中には森山大道のことを知らない人が増えてきている、という話をときどき聞く。なのに、忘れられないために写真展を定期的にやらなければならないだとか、写真集を出せばとりあえず残る、などと能天気というか楽天的というかバカなことを言っている写真家が後を絶たない。それらの写真家は自分がやったことをどうしても残したいらしい。だけど自分がやったことなど残るわけがない。生きている間に忘れ去られていくのが普通で、そんなことに気づかないまま残ることばかり考えて活動を続けていく。何も残さずにどうやって死ねるのか、そういうことをたまには考えたらどうだ、残すことばっか考えてんじゃねーよ、バーカ、と東京弁で言ってやりたいが気が小さくて言えない。だからといって