体調

搬入が終わった次の日に風邪をひいてしまって、というか、搬入の時から背中に寒気を感じていたから思えばそのときからもう始まっていたわけなんだけども、便宜上搬入の次の日ととりあえず書いてみた。それでその日はスイッチポイント（http://www.switch-point.com/）で始まる佐野さんの展示を見に行こうと思っていたのに、結局家を出て駅まで歩いている間に頭の中に浮かんでくる、電車の中から見る外の風景や車内やホームの人のごみごみした感じとかそういう雑多なイメージに今のこの体調では太刀打ちできないのではないかという判断を迫られ、駅に着く少し手前できちりと判断を下し引き返すことになった。そのまままた布団の中に入って、何かにうなされるというか寝返りをうちまくるというかそういうのを繰り返して、写真展の初日をむかえることになってしまった。その風邪を引きずったままぼんやりした頭と重たい体で二次会までなんとか乗り切って、次の日は早朝から仕事だったので、当然三次会の朝までいく人たちからは離脱して家に帰ったのはいいものの、こんなにグッタリしてて、明日の朝にきちんと起きることができるのか、という不安やら、写真展の初日だったという精神の高まりやらなんやらで布団に入ってもまったく目が冴えて寝付くことができず、それでどんどん睡眠時間だけが少なくなっていき、これで寝てしまったらさらに起きることができないのではないかという不安の高まり等、悪循環の始まりを感じ、一度起きて、便所で用を足し、水を飲んでひとまず落ち着けと自身に言い聞かせ、布団に入り、何度目かの羊を数え始め、そして気がつけば目覚ましの音が聞こえていたのだった。なんとか二時間は眠れたんじゃなかろうかと思って、まだ治らない風邪と寝不足のなんともいえない体で仕事に出かけて、それが終わってそのままギャラリーに足を運んで、それが終わってまた一つ足を運んでとかなんやかやでまだ風邪は治らない。それで花をギャラリーに送ってくれた海野は音信不通でどこにいるのかわからないし、噂では日本から出て行ってるという話も聞くしで、なのにどうやって花をおくってくれたのかわからないけど、とにかく花をありがとう。