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10月25日
写真を焼くためにバットを並べていた押入れには、立てかけられたバット以外にダンボールの空き箱や印画紙の空き箱、コピーしたのに読みもしない雑多なプリント類が散らばっている。引き伸ばし機の台の上にも何をコピーしたのかもうわからないプリントが数枚と文庫本や単行本、ハサミやデジカメの充電器などが雑然と置かれていて、よくよく考えれば、写真を焼いていない年数がどれくらいかもわからないくらいの時間が経っていて、なのに、窓には暗幕が張られているから昼間でも襖を閉めれば真っ暗になって（襖には目貼りがしてある）、こんなことなら暗幕を取り払って引っ越してきた日以来、太陽の光が入っていないこの部屋に太陽の光を入れるべく