Shin Yamagata

お知らせ  zine  Twitter   Instagram


 

6月11日




歓迎会と送別会が一緒だから来た人と去っていく人がいる。来た人は三人、去る人は二人。全部で数十人いる中で座った席は去る人の横で目の前には来た人が座っている。来た人は仏のような顔をしていて名前は聞いたけど、仏だということしか記憶には残らない。目が仏のようだから仏だと思うのもあるし、目だけでは仏だとは思わないだろうから顔の形も仏なのかもしれない。仏だと言われてもあまりうれしそうでないのは仏、あるいは仏像などを美しいと思わないからか、それとも「ほとけ」という言葉にどこか垢抜けない気配を感じているのか、とにかく「ほとけのようだ」というのは褒め言葉としては受け止めてもらえない。仏像だといっても仁王様のような仏像を指しているのではなくどちらかといえば阿修羅(http://4travel.jp/domestic/area/kinki/nara/nara/travelogue/10338039/)のような仏像を指しているのだけど、仏像というのは様々なものがあるから「仏像」という言葉だけではイメージが拡散してしまうのかもしれない。目の前に座った仏のような顔を見ていると室生寺の仏像をまた見たいと思った(http://nara.jr-central.co.jp/campaign/butsutan/murouji/butsutan/)。