2018-11-23 ■ 6月11日 台風が近づいているということで、確かに傘をさしたとしてもあまり意味がなさそうに見える。揺れている木を見て窓を閉めた。お湯を沸かす。すでに蒸している部屋に漂うお湯の水蒸気を見ながら着替えをすませ、眼鏡を拭く。眼鏡を拭いても体にまとわりつく湿度は剥がれない。濃くいれたコーヒーに氷を放り込む。パキッと氷の割れる音が聞こえても気分が晴れることはなく、コーヒーを口に含むとまだ冷え切っていない。そろそろカビが生えてしまう季節だからと冷蔵庫に入れてあるパンを取り出す。パンの入っている袋には水滴