Shin Yamagata

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5月17日
最寄駅の商店街にある古本屋に入った。いつもは3冊で200円の本が並ぶ外の壁に面した本棚を見るのだけど、今日は1ヶ月ぶりくらいに店内に入った。「貧乏旅行記つげ義春の文庫本が目に止まる。200円。最初のページにつげ義春が撮影した白黒の写真が載っている(中にも載っている)。この写真がいい。とにかくいい。「つげ義春 写真集」で検索すると北井一夫の写真集が出てくる。これは、つげ義春が写っていて、つげ義春が撮った写真ではなくて北井一夫が撮った写真だ。その写真集は本屋でちらっと見た記憶があるけど、このつげ義春が撮影した写真ほどの感動はなかった。ずいぶん前につげ義春が撮影した写真を見ることのできるサイトを発見した記憶があるのだけど、そのサイトに今はたどり着けない。もうどこにあるのかわからない。なくなったのかもしれない。だから、余計につげ義春の写真が見たくなる。見たくなる、というか、こういう写真を見ると、写真が撮りたくなる。いい写真だ。