Shin Yamagata

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5月30日
アサヒカメラは休刊にでもなるのか。検索すると、「月刊カメラマン」が休刊、と頭に出てきた。それ以外の情報は出てこない。だけど、検索窓に「アサヒカメラ」と打ち込むと「アサヒカメラ 休刊」と勝手に出てくるし、写真関係者の間では噂になっているようだから間違いなさそうだ。ああ、そうだ、リアルタイム検索というのがあった、と思って検索するとざくざく出てきた。一度載せてもらっておいてこんなことを言うのはなんだけれど、おっさん向けの趣味の雑誌というか、写真というよりはやっぱりカメラの雑誌で、昔は違ったのかもしれないけれど、知らないけれど、今はそうなっていて、写真についてあーだこーだというよりは、カメラやレンズについてあーだこーだと言っていて、レンズがあーだ、画素数がこーだ、モノクロフィルムは永遠に、みたいなことばっかり言っていて、写真をやってます、とか言うと、どんな写真を撮っているんですか? というよりは、カメラはなんですか? と聞かれるような世の中を作ることに貢献し続けてきた歴史ある雑誌だそうで、知らんけど、そういうことが写真文化と呼ばれるようになったのか、いや、写真文化とは何の関係もなかった、そもそも写真文化って? 何を言ってもいいのだけど、そんなことばかり言ってた人たちは、休刊になっても食い扶持がなくなったとしか思っていないのだろうし、アラーキーの一件のあとに、そのことにまったく触れずにアラーキーを特集したりするようなことをしてしまううんこみたいな雑誌、あったことをなかったかのように振る舞うのは現政権と同類、もちろんジャーナリズムの欠片もない雑誌、に成り下がっていて、だから、はなしがどんどん逸れて、余計なことがずぶずぶと漏れ出てしまって、言葉遣いもどんどん悪くなりそうになっていたけれど、なんとか立て直そうとしていて、最近は読んでないから本当はこんなことは言えないのだけれど、それでも写真をはじめた頃は買ったことがあったし、パラパラとは見ていたりもしたのだけど、いつの頃からか本屋でも立ち読みしなくなり、カメラ雑誌といえば、知ったときにはもうなくなっていた「カメラ毎日」を見たかったなぁーと、だからといって国会図書館までは出向いたことはなくて、それでも古本屋などで見かければパラパラとめくって、あっ、誰々の写真が載ってる、とか思ったりしたような記憶があるのだけど、話が逸れたけど、アサヒカメラを読んでなるほどなるほどとうなった記憶はないし、楽しみにしていた号もなかった。わたしはアサヒカメラがターゲットにしている読者ではなかった(なのに掲載してもらった、そのときに編集部にいたMさんにはお世話になったし、写真のことをきちんと話し合える人だった、今思えば、あの人が最後の砦だったのかもしれない、知らんけど、ほんまに知らんけど)。新たな読者をどうやって獲得していくか、というよりは、今の読者(おっさん)をどう離さないか、というような方針だったのだろうと思えるのだけど、というか、見る限りほぼそうなのだろうけど、だから、泥舟(この雑誌を含む、大日本写真村が泥舟だという噂もある)だということはおそらく雑誌を作っている人たちも理解していて、この結末にただ甘んじてきたのか、別の事情があったのかは知らないけれど、大胆にリニューアルをして新たな読者を獲得していくという気概があったのかなかったのか、そんなことはどうでもいいのだけど、