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7月22日
深夜0時を過ぎてから雨がざんざんと降りはじめて雷も鳴りはじめた。だからといってこれで梅雨が終わるわけではなく、梅雨明けは8月になるかもしれないと予報では言っていた。雨が落ち着くまでは眠れそうにないと思ってパソコンを開いた。久しぶりにフェイスブックでもみてみよう。ある写真家がインタビューらしきものに答えていて、答える写真家もインタビュアーも何の躊躇もなく、「写真の強度」がなんだかんだと言っていて、絶望的な気持ちになった。YouTubeで「強度が上がった」で検索すると出てくるかもしれない動画は深夜の絶望だった。写真の強度、そんな言葉があるのなら、軟弱な写真もあるのだろうし、やわらかくてふんわりとした写真、写真の震度、写真の絶対零度、そんな言葉もきっとある。写真をはじめた頃、おっさんたちから、写真が弱い、などとよく言われた。今なら、そんな語彙力しかないお前に写真の何がわかるんだ、そんな言葉を使っている時点でお前は何も考えていない、このボケ！　アホ！　クソ野郎！　すっかりおっさんになってしまったわたしは、あんなおっさんになったのかもしれなかった。そうではないという保証がいったい