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8月30日
5時過ぎに起きて6時前にはホテルを出発した。雲が出ている。すぐあったコンビニに立ち寄ってあんぱんを買って食べずに原付のシートの下に放り込んでまたすぐ走り出す。国道19号から20号に入って山を上って下っている最中に諏訪湖が見えた。諏訪湖に光が射し込んでいて湖面が金色に輝いている。原付を道の端にとめてじっと見てしまう。こういう光景を写真に撮ってもがっかりするだけだと思いながらとりあえずシャッターを一回押した。縄文人もこの光を見ていたのだろうと思う。ビーナスラインを目指してまた山を上りはじめる。辺りは白くなって、霧というよりは、たぶん、雲海の中を走っているのだろうと思いながら上っていく。Tシャツだと寒そうだから長袖を着てきたのだけど、まだ寒い。道路脇の表示が標高1000メートルとある。まだまだ上りそうだからますます寒くなりそうだった。途中で原付をとめてカッパを着ようと思った。有料道路という標識が見えたのだけれど、