Shin Yamagata

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桜が咲いてからすっきりと晴れる日がなくて、空の薄く靄がかかったような色の中に、その色より少し濃い目のモジャモジャとした塊がきれいというよりはポップコーンのように見えていたのだけれど、青い空を背景にすると桜は桜の色、というか空の青い色と桜のピンクの色がはっきりと区別されて、ようやく桜の花を見たという感じになるのは基本的には順光に限ってのことで、逆光になれば相変わらずモジャモジャとした塊がきれいというよりはポップコーンのように見えて、それでも久しぶりに晴れて今日は気持ちがいいなあとは思ったりはするものの、やっぱり去年の桜を見る感じとは明らかに違っていて、放射能とかそういうことが頭に浮かんできてしまうのは仕方がなくって、そういうことを人と会ってしゃべったりすると「非国民」って言われた、とかそういう話も聞くし、実際にそんな話をすると「空気読めない人」的な扱いというか、あからさまに、そんな話はやめてよ、とか言われたりしてケムたがられたりもしたことがあったりもして、だからそういうのを「大本営」と同じ状況だという話も聞いたりして、実際の「大本営」は経験したことないからよくわからないと思ったけど、今まさに「大本営」ならそれを経験していて、やっぱり自分も「非国民」と言われる立場に立ってしまっていることに違和感というか、こっちが普通なんやけども…いや、だから普通ってなんやねん…と思ってしまうのだけれど、「非国民」というのはその時はもう絶対に「非国民」なのだろうから、もう胸を張って「非国民」するしかないのかなあとか桜の花がポップコーンみたいに見えているのをお腹がすいたと思いながら眺めて、なんであんなじーさんがまた合格したのだろうかと、ああ、合格じゃなくて当選だった、のだろうかと思ったりしていたのだった。
「迫り来る大地震活動期は未曾有の国難である」
衆議院予算委員会公聴会で石橋教授が原発震災を強く警告(全文)
衆議院予算委員会公聴会(2005年度総予算)】2005年2月23日
http://www.stop-hamaoka.com/koe/ishibashi050223.html
日本の地震の分布地図
http://www.japanquakemap.com/?lang=jp