Shin Yamagata

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12月24日




太陽の光の中にいれば暖かく感じるが日影は猛烈に寒いので日向に出れば嫌でも太陽のエネルギー、太陽が燃えている、ものすごい遠くで燃えているのにその暖かさがここまで届いている、焚き火の火の暖かさは少し離れればもうないことと同じようなものなのに、太陽の燃え方とはいったい、を感じることになり、芝生の上にビニールシートを広げて寝転がっている親子の親がむっくり起き上がりその親の日影に入ってしまった子どもが「お母さん、起き上がらないで、日影になっちゃうよ。」と目を細めて親に向かって苦情を言う姿がこの辺りで一番大きなこの公園での冬の晴れた日を象徴する一場面だとして、その光景にカメラを構えているもう一人の親(それは父親だが)もその親子に近づき過ぎた結果寝転んだ親子の上に影を落とすことになり、再度子どもから苦情が発せられることとなる光景にカメラを向けなければならない。