Shin Yamagata

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10月16日




街で見かける看板によく見かける読めない文字らしきものがあり、それがなんなのか気になるのだけどなんだかわからないまま何年も過ぎていて、青木淳悟の小説を読んでいてその文字らしきものの正体がようやくわかった。変体仮名。あの看板の文字らしきものをあちこちで見かけてはなんだろうかと思い、日本酒の銘柄か何かだろうかと思っていた時期もあったのだけど、どうやら蕎麦を扱っている店の看板にだけ書かれているということがわかってきて、あの文字みたいなものは「蕎麦屋」という意味なのだろうと思っていたのだけど実際には「生(き)そば」と書かれていて間違っていた。そして変体仮名について少し調べると日本語というか日本の文字の知らなかった一面が見えてきておどろいた。とにかく、騙されていた、と誰かに文句を言いたくなった。