Shin Yamagata

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9月21日
夢に出てきた人が目の前にいた。その人が夢に出てきたからといってその人の夢にわたしが出たわけではないのに、その人もわたしの夢を見たのかも知れないと思った。目を合わすことができない。その人もわたしに目を合わせようとしない。だからやっぱりその人の夢にわたしは出ていたのだ。わたしはどんな感じで夢の中に出ていたのだろうか。その人は夢の中ではスーパーで働いていた。もう一人夢に出てきた女のことも知っているような気がするのだけど、よくわからない。とにかくその人とそのよくわからない女が知り合いで、わたしはそのよくわからない女と知り合いであるはずだった。夢の中のわたしはそのときその人の夢の中にいるわたしとは別のわたしかもしれないのだけど、そうとも限らない。その人に近づこうとして、わたしはまずよくわからない女に近づくことにした。