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6月20日
ここは埋立地なのか。マンションや倉庫といった大きな建物が並び、遠くには背の高いビルが霞んで見えている。やんでいたと思っていた雨がまた降ってきていた。運河なのだろうか、コンクリートに囲まれた水路に架かる橋をいくつか渡っていく。殺風景、という言葉が頭にずっと浮かんでいるのだけど、ここにはたくさんの人が住んでいる。その人たちに対して殺風景と思っているわけではない。緑が少ない。大阪の海の近くもこんな感じだったかもしれない。大きなホームセンターに立ち寄り、酒を買おうとしたのだけど、酒は置いてないと店員に言われる。コンビニ、コンビニ、と言って埼玉出身の女が先を急ぐ。雨はやまない。