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10月7日
夜、揺れた。久しぶりの大きな揺れで、携帯電話とiPodTouchが揺れはじめてからふぁんふぁんと大きな音を出した。揺れながらラジオをつけた。生放送で喋っていたその番組のナビゲーター、アナウンサーではない、だけど何をしているのか知らない女の人が、地震が起きたときに言うべき型通りのセリフをすでに言っていて、アナウンサーではないからどこかたどたどしく、けれども、伝えなければならならないことを精一杯落ち着いて言おうとしている、だけど、どこか慌てている感じというか慣れていない感じが漂っていて、聞いているとこちらもなんだか不安になってくる、というか落ち着かない、それにしてもこういう原稿はすぐさま用意できる状態になっているのだなと改めて関心しているあいだも、まだ部屋はゆっさゆっさと揺れていた。揺れがおさまってしばらくすると、揺れたけど大丈夫？　ジムのお風呂に入っててマッパよ！　死ぬかと思って、裸では死にたくなーーーいって叫んでた！　とまだ四十歳には届かない、婚活にそろそろ飽きてきている女から