Shin Yamagata

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1月5日




昨日歩いて超えた峠をバスで越えます。この峠は秋の川と丹生川を分かつ分水嶺なのですが、最終的にこの二つの川は吉野川(紀ノ川)に合流して海に流れます。その峠を通り越してさらにもう一つ峠を越えます。この峠は吉野川熊野川を分かつ分水嶺になります。標高も高くなり気温も低く雪があちこちに残っています。峠の長いトンネルを抜けるとそこは確かに雪国なのですが、バスは川沿いの道を下流に向かって走ります。途中にある神社の前のバス停でわたし以外の10人あまりの乗客全員が降りました。運転手さんは「あれ、あんたは降りないのか?」という目でわたしを見るのでわたしは聞かれてもいないのに「終点まで行きます」と答えます。バスを降りると今バスで来た道を歩いて戻ります。道路の所々が凍っていて滑りそうになりますから、万が一転んだとしてもカメラを壊さないようにしなければなりません。天気予報では晴れマークが並んでいたのですが、雲が多く太陽の光は雲に遮られっぱなしです。東京はきっと晴れているのだろうなと思いました。