Shin Yamagata

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2月25日




ここでいいか、と入った飲み屋は焼き鳥中心の店だった。最初の一時間は飲み物が半額、というからとにかく一時間は飲みまくれ、とならないのはみんなそれなりに年老いているからだった。とはいっても下は30歳から上は50歳くらいの範囲で、そこにいたのは4人だった。その中で30歳代ではない一番若い男が、あいつのメールがおかしいんですよ、こっちが聞いたことにまったく答えないんです、というか、質問とは違う答えが返ってくるんですよ、だからあれですよ、そんな受け答えで通用するような世界に今までずっといられたってことで、そいつはある意味幸せなんですよ、こっちはイラつくんですけど、あいつはそんな世界で生きてるんですよ、まったく社会化されていないんです、ある意味うらやましいけど、イラつくんです、もう言語では交信できないって思いましたよ、じゃー何で交信するんだってはなしなんですけど、といきなり捲くし立てていた。