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12月27日
洗濯機をまわしはじめたときには静かだったはずなのに、ピーピーと洗濯が終わったときには窓がガタガタと音を立てはじめていた。洗濯カゴを持って物干しに出ると、強い風が吹いている。冷たい北風だ。こんなに強い風が吹くとわかっていたなら洗濯などしなかった。干しているそばから洗濯物が飛んでいきそうだ。下を覗き込むと自転車置き場の前の通路に散らばっていた落ち葉が風が吹くたびにがさがさと動いていた。このまま強い風が吹き続ければ、掃除をしなくても済むかもしれないと思うのだけど、今散らばっている落ち葉がどこへいくのかまでは考えない。そういうことだからいけない。干したTシャツが風で大きく揺れた。慌てておさえようとして手に持っていた靴下が下に落ちた。