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4月10日
快晴だ。4月の快晴なんて何日あるかわからない。雲のない青い空を見ながら三脚にカメラをセットした。今日もとにかく見下ろして撮ることにする。もう足を踏み入れていないところはないというほど何度も撮影している集落でも、見下ろそうとするとどうしても高いところへと足が向いて、こんなとこに上ってのなにもない、という山の際まで上ったりすることになって、それは何もない斜面だったり、もう使われていない畑だったりするのだけど、そうすると、そういう場所から山に入っていける道を見つけたりして、新しい発見があったりする。要するに、レンズを変えるだけで行動範囲が変わるということだ。そうやってとにかく低いところから高いところへ向かいながらときどき振り返って撮影できそうな場所を確認するのだけど、だいたい集落は南側の斜面にあることが多いから、振り返ると逆光になっていることが多くて、