Shin Yamagata

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4月7日
「その知識、本当に正しいですか?」という(https://note.mu/kaori_la_danse/n/nb0b7c2a59b65アラーキーのモデルをしていたKaoRi.さんという、アラーキーの写真を知っている人ならたぶん見たことのある人の文章を読んだ。アラーキーに対する気持ちを抑えつつ書かれた文章は読んでいてつらくなるのだけど、つらいつらいと言っていても何も変わらない。アラーキーを断罪したくなる気持ちになるし、アラーキーについていろいろと書いてきた評論家や雑誌などで特集を組んできた人たちに対しても、何か言えよ、という気持ちになったりするのだけど、それは感情的になっているだけだし、冷静さに欠いている。人と作品は別だ、なんてことも言われるけど、今はそういうことはどうでもいい。アラーキーを弁護する気にはもちろんならないし、なんなら蹴っ飛ばしてやりたいくらいだけど、そんなことできるわけがない。アラーキーの写真を見てアラーキーが言ったことをそのまま受けて、写真には関係性が写るなんてことを言う人がいるけど、この関係性を見抜いていた人はどれくらいいるのか、ああ、そういうことも今はどうでもいい。アラーキーを使えば金になる、人が呼べる、そういうことでアラーキーに人が群がり、ああ、やっぱりこういうことも今はどうでもいいけど、まったくどうでもいいことでもないような気もして、業界全体に関わることでもあるのだろうけど、なんとなく今は違うような気がする。ここに書かれている行為は、人としてはクズだしカスだしクソなことだし、そんな行為を放置し続け、見て見ぬふりをして金を稼ぎ続けてきた周りの人間もクズでクソの仲間には違いなくて、全員死んでしまえと、言いたくもなるのだけど、死んでしまえなんてことを書くといけないからそういうことは書いちゃいけないんだけども、だからやっぱり感情的になっているだけで、きちんと考えることができていない。アラーキーはこの件に関してまだ何もコメントしていないのか。コメントする気があるのか、ないのか。一方のはなしを聞いて何かをいうのはよくないことだというのはわかっているのだけど、それでも何かを言いたくなってしまう。とにかくここに書かれているような写真家はいらない。クズだ。こんなことがまかり通るような場所を作ってはいけないし、そんなことに加担してもいけない。クソみたいな奴はどこにでもいる。ある大学では自身の息子をその大学の教師にさせるためにあーだこーだという話を聞いたこともあれば、お金がないからと言って生徒に自身の飲み代を支払わせている教師がいるとかいないとか、クズにも色んなクズがいて、こんなアホみたいな話が耳に入ってくる時点でどうにかしてるのだけど、これは別に写真や美術の業界に限ったことではない。前の職場にもその前の職場にもクズ人間はやっぱりいた。いや、でも、やっぱりそういうことでもなくて、この文章を読むと感情的になってしまってまだきちんと考えることができない。時間をかけて考えて、できることをやっていかないと何も変わらない。