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10月23日
久しぶりに晴れた。ラジオで10日ぶりだと言っていた。洗濯をした。布団も干した。カメラを持って出かけた。こういうときはどんどん撮れる。一歩進むごとにシャッターを押してしまう。角を曲がると赤が目に入った。赤い車に跳ね返った太陽の光が、白い壁を赤く染めていた。その赤くなった壁の横には南天の葉の影が落ちている。日なたの面に露出を合わせて赤と葉の影のバランスを考えシャッターを切る。本日の1枚目。少しゆがんだ。まあいい。歩きはじめる。道路脇に枯葉が落ちている。脇にある木は桜だ。まだほとんど色づいていない。シャッターは押さない。住宅街の中にぽつんと中華料理屋がある。蝋でできたラーメンや餃子のサンプルは日陰の中だ。シャッターは押さない。どんどん歩く、一回シャッターを切ったきり、次がなかなか押せない、というか、