Shin Yamagata

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10月24日
知っている写真家がインタビューに答えている動画を見た。どこかの大学がつくった動画なのだろうか。フィルムを使う理由を聞かれた写真家は、やっぱりすぐに画像を確認できないことですかね、みたいなことをふんぞりかえって答えていた。この人はアホなんだろうと思った。そんなのデジカメのモニターにガムテープでも貼って撮影すればいいし、なんなら撮影したあと一年くらい放置してから見ればいいし、とにかく撮影して画像を見なければ済む話だった。フィルムを使い続ける理由がそんな理由だなんてばかばかしい。暗室作業が好きなんです! と言う人の方がまだ信頼できる。あるいは、ずっと慣れ親しんできたから今さらデジカメに抵抗があってね、と言う人の方が正直で好感が持てる。そもそも印画紙もフィルムも悪くなる一方で、昔のようなプリントができなくなってきている状態の中で、ものとしての魅力も失いつつあるフィルムに対していったい何を期待しているというのか。考えれば、というか考えなくてもわかることだが、カメラを使って撮影する、これはフィルムもデジタルもほぼ同じで、だからまず、カメラそのもの、マニュアルフォーカスなのか、中判のカメラなのか、三脚を使うのか、などといった違いが大きな問題になって、すぐに確認できるとかできないとかはほんとにどうでもいいしくだらないし、さらにその後の工程、